ノルウェージャンフォレストキャットについて

ノルウェージャンフォレストキャッチの歴史

ノルウェージャンフォレストキャットは、森の妖精と呼ばれており、北欧の神話に登場するくらい古くから存在する猫種です。北欧神話では、雷神トールが持ち上げることができなかったとか、女神フレイヤの戦車を引かせていたと存在感の大きな伝承があります。

ノルウェーの冬は寒くー10℃~0℃の世界で、北の方は極夜といって一日中、太陽が昇らない場所もあります。その雪深い森林で 狩猟をしながら暮らしていました。

雪上での移動に適するために足の裏にはタフトと呼ばれる長い毛があります。耳や指の間などに見られます。

ノルウェージャンフォレストキャットの大きさ

ノルウェージャンフォレストキャットは大型の猫種で、厳しい環境を生き抜くために太い骨格にしっかりとした筋肉がついています。

体重は成猫のオスで5.5kgほど、メスは少し小さめの4.5kgで、3年かけて成長します。体が大きいので寿命は少し短めの10年から15年ほどになります。

標準的な猫は3.5kgほどで約1年で成長します。寿命は長ければ20年ほど生きてくれます。

特に大きくなる子は、子猫の時から骨太なので前足で見極めると良いと思います。

ノルウェージャンフォレストキャットの毛

ノルウェージャンフォレストキャットの毛はふわふわな二層状のダブルコートで、 優れた防水機能と保温機能を備えています。外側のトップコートは防水性が高く水をはじきます。内側のアンダーコートは密度が高くふわふわで空気を含みやすく保温機能に優れます。

毛色は、ブルー&ホワイトが日本では一般的かと思います。ほかにもレッド&ホワイト、少し白みがかったクリーム&ホワイト、他にも単色のソリッドホワイトやソリッドブラック、3色のキャリコなど様々な色合いのタイプがいます。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

ノルウェージャンフォレストキャットの性格は、優しくて穏やかな子が多いです。自立心の強い子は我慢強く、自立心の低い子は甘えん坊が多いです。撫でられたりブラッシングが好きで、信頼が得られるとどんな子でもゴロゴロと甘えてきます。まずは猫の個性に合わせて適度なスキンシップを継続して信頼を得ることが大切です。
人懐っこいことからお客さんがいても興味をもって接するので、初心者の方でも飼いやすい猫種だと思います。

森林で狩猟をしていた名残から、優秀なハンターとしての面を見せてくれます。カシャカシャぶんぶんのような追いかけまわすようなおもちゃが大好きです。また周囲の状況を見まわせるところも好きで、キャットタワーやウィンドベッドがお気に入りになります。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

ノルウェージャンフォレストキャットは、雪国で生活していたことから暑さには弱いです。一年中エアコンで室温25℃に管理することをお勧めします。

ノルウェージャンフォレストキャットとしては真冬の玄関や洗面所の開放された窓際で何時間も過ごせるので、かなり室温を下げても平気ですが、人間がもたないので共存できるところを模索しましょう。

夏の間に低い室温で生活していると冬の毛吹きが良くなり、首回りの毛が立派になります。