経営情報システム QRコード

QRコードについて

・QR …  Quick Response (高速読み取り)

QRコードは、正方形のドットパターンのコードで、3つのファインダパターン(位置検出シンボル)と、1つのアライメントパターン(位置ずれ補正シンボル)で構成されています。オープンソースとして公開されており、日本のみならず海外でも広く普及しています。日本では、キャッシュレスポイント還元事業の後押しを背景として普及しました。

QRコードの特徴

特徴としては、
①QRコードは情報量が多い。数字・英字・漢字・カナ・記号バイナリ・制御コード等のデータを扱うことが可能
②専用端末だけでなく、スマホでも読み込みが可能
③小さなスペースに表示が可能。バーコードと同じ情報量であれば、10分の1程度の大きさで表示できます
360°どの方向からでも読み取りが可能。3つの位置検出シンボルがあり、安定した高速読み取りが可能
汚れ・破損に強い。リードソロモン法を用いてコード生成しているため、一部に汚れや破損があってもデータの復元が可能

QRコードの用途

QRコードは手軽に作成できてスマホで読み取り可能なことから、①ポスターや名刺でのURLの読み込み、②スマートフォンでの電子決済、③SNSのアドレス送信など身近なところで多く使われています。

他のQRコードの種類

①マイクロQR
 ファインダパターンを1つのみにした小型のQRコード
②iQRコード (Intelligent QR)
 同一サイズでの情報量が多くなっており、長方形のコードが生成可能
③SQRC (Security QR Code)
 公開と非公開の2種類のデータを格納できる読み取り制限機能付きQRコードで、非公開データは暗号キーを持った専用リーダのみが読み取り可能
④フレームQR
コード内部に好きな形状のキャンバス領域をつくり、文字や画像を入れられる機能を持ったQRコード